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会田 誠展「天才でごめんなさい」に対する抗議 [芸術]

昨年11月17日に始まって、今年の3月31日まで
東京都港区の森美術館で開催中の美術家会田誠さん(47)の個展
「会田誠展 天才でごめんなさい」の作品に対し、
「ポルノ被害と性暴力を考える会」(PAPS)なる市民団体から抗議文が提出されました。

その内容は、

「作品は残虐な児童ポルノであるだけでなく、きわめて下劣な性差別である。
とともに障がい者差別でもある。すぐに撤去すべきだ」とのこと。


抗議の対象となったのは、主に「18歳未満入場禁止」のコーナーに展示されている作品


「18歳未満入場禁止」コーナーとは、美術館側が「刺激が強い」と判断した作品を
集約して展示しているコーナーです。


ここは袋小路になっていて、入口はカーテンで仕切ってあり、
入口前には常にスタッフが常駐しています。
なので、未成年者や性表現が苦手な鑑賞者は素通りすることが可能な場所。


ですから、「美術館側としては完璧な対応を取っている。」と言えなくもありません。


今回、PAPSが槍玉に挙げている連作『犬』シリーズは、
裸の少女の両手両足が切断され包帯を巻いて、あたかも犬のような表情を浮かべ
中には嬉しそうに笑っている作品もあります


正直言って、あまり気持ちの良いものでもないなというのが
私の個人的な感想ですが・・・


このように、会田作品の中にはわいせつ物と捉えられかねない作品があるのも事実。

美術館側はこのこともよく理解しているからこそ、入口前には全て

「このような作品に抵抗がある方は入場をご遠慮ください」
「お子様をお連れのお客様は、入場に際してご配慮ください」
と、来場者に注意を促す大きな看板が立てられています。


とはいえ、「見るな!」と言われると「見たくなる!」というのが人間の心情


‘怖いもの見たさ’で一度鑑賞してみてから、会田誠という美術家を
「私は好きだ!」いや「私は嫌い、だから2度と見ない!」など
ご自分なりに判断してみてはいかがでしょう?!




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